アイアンマンマレーシア(ランカウイ)に参加して

アイアンマンマレーシア参戦記

アイアンマンマレーシア(ランカウイ)に参加して。 阪本 茂樹

               2017:11:11
               13:00:20  315位

11月8日朝5時、自宅をスタート、関越道、鶴ヶ島JCT、圏央道、東関道、成田経由で行こうと思っていました、ところが関越道を走っていいて圏央道で深夜工事の案内板を確認、一部通行止めです。

急遽、大泉JCT、外環外回り、三郷JCT、東関道、成田に変更しました。あわてました。事前に調べておくべきですね。成田まで走行距離約200kmです。ニコニコ駐車場に7日間お世話になります。

10時30分成田空港からマレーシアのクアラルンプール空港経由ランカウエイ空港。9日の夜中1時30分にホテルに到着。何しろマレーシア航空の国内線が2,3時間遅れるのは当たり前、皆さんもマレーシア航空を利用して東南アジアに遊びに行く場合、乗継がある時同じ航空会社をお勧めします。別々の飛行機会社ですと相手が待っていてくれません。

空港から観光バスで宿泊先のメリタスベランギビーチリゾートホテルへ、暑さを感じることなく到着。私の場合、相部屋です。相方に挨拶、お互い少し睡眠。他の選手は一人部屋が多いです。コテージ風ですので隣の方の音とかはしません。気持ちよく休めます。

3,4時間の睡眠の後、朝方7時起床、朝食バイキング。腹いっぱい食べる。(地元料理なのだか観光向けの料理なのだかわかりませんが、味が濃く私の口に合っていました)
 
注意)水はホテルの外で購入するのが安くていいと思います(30円/1.5l)。毎日何本か無料でコテージに運んでくれますが、ホテルのレストランで買うとバカ高いです。(150円/500ml)

朝食後、先ずは自転車を組み立てます、そしてバイクメンテです。今回は旅行会社のグッドウイル専用のバイクメンテの方が選手兼で同行してくれていましたので助かりました。

14時、観光バスでコースの下見です、T1(スイム会場と自転車スタート会場)を見学。それから自転車コースを下見、最初からアップダウン、俺にとっては大変な登りと感じたが他の選手はどこ吹く風です。羨ましいです。(但し、レースではそんなに大変とは感じなかったのは何故ですか?)

究極は自転車での2周回(50km、150km)の中に各3つの登りがあるということです、1周回目はそれほどでもありませんが2周回目は足に来ますね、その後T2(自転車の到着会場、マラソンのスタート会場です)に到着して、T2で16時から選手登録、18時、同所でウエルカムパーティーです。

酒は出ませんが食事をとるのに選手が長蛇の列、何だか、あまりの効率の悪さにげんなり、但し料理は腹いっぱい食べられます。甘いお菓子は売れ残りです。魚類、野菜はなく肉類が多いです、他は焼きそばとかそんなもんです。水はペットボトルです、スポーツドリンクはありません。

パーティー終了後各自の宿泊先のホテルにバスで戻ります。その日は、そのままベッドにバタンキュー、おやすみなさい。寝る前にエアコンを効かせてベッドに入りますが、夜中、湿度が高いこともあって汗でTシャツがびっしょりです。風邪をひかないように注意、夜中これだけ汗が出るとレース時に痙攣で苦労するかも。一抹の不安が頭をよぎります。

翌日10日、7時に起きて朝食、バイキング料理を腹いっぱい食べます。血糖値の高い私からすると玄米パン、白米パン有りの中で玄米パンにピーナツバターをたっぷりぬってそれとココナツジャムでも食べます。血糖値が上がった感じはしませんでした。観光客相手の為、イスラム国での食事の配慮は十分です。(牛、豚、鶏、区分けしてあります。)選手の皆さんは果物をあまり食べませんね。

その後再度自転車をグッドウイルの選手兼、メカニック担当者に見てもらい、問題ないことを確認の上T2の会場近くまで往復18kmを試乗しました。その後、T1(スイム、自転車スタート会場)に自転車を預けるためバスに自転車を乗せていきます。その時自転車の着替え一式を持ちます。レース当日は自転車の着替袋入れにはタッチできません、引掛けることもできません。ご注意ください。(レース当日は空気入れ、自転車での補給食、飲み物とゴール後の着替え袋のみです。)

また、日中30度以上というあまりに熱い炎天下に自転車を置いて置くためタイヤがスパークしますので皆さん空気を抜いていました、試合の当日空気を入れ直します。

その後、T2会場にランの着替え袋一式をもって行きます。全て主催者側の小さなバスでの移動ですので安心です。お昼はスイム会場の近くで、ピザを食べます、なかなかうまいですね。旅先だからですかね、群馬県高崎市のほうがうまいです。アスリートは食事に文句は言いません。おいしいおいしいといって食べます。飲み物は甘いジュースのみ。これには参りました。血糖値が急上昇になりますので何も飲みません。ペットボトルの水のみです。

午後はホテルの浜辺にて海パン一丁でスイミング(レース前日の自転車を預けたときに時間の制約はありますがスイムの試泳ができます。私は泳ぎませんでした。
ホテル前のきれいな浜辺と海。スタイル抜群の素敵な白人のお嬢さんがロッキングチェアーで読書。私はそれを横目で見ながら、軽くひと泳ぎします、何回か行ったり来たりで約1km位泳いでみます。

相手はこちらを見ませんが、年配の外人が「ヘイ、ボーイ、明日はレース」と聞いてきました、「そうだ」と答えましたが、ボーイではありませんね、だいぶお年を召している、気持ちだけ若い男性選手ですね。体を奮い起こし、また泳ぎます。レース会場と同じつながっている海の為、スイム会場での試泳は必要ないと思います。

毎日朝食を腹いっぱい食べているのでお昼は食べません、今日の夕食は少し歩いたところのレストランで相方とスパゲティー、暑い国ですので非常に辛い香辛料を使っています、味はみんな同じように感じられます。明日のレースは朝早いので、今日は18:00にベッド、イン。

レース当日、朝3時45分起床、4時朝食、今日は腹いっぱい食べません。見繕っていただきます。5時ホテル前から観光会社が手配したバスにて各ホテルを周ってスイム会場(T1)へ向かう。30分位で到着。先ずは自転車に空気入れ、自転車に補給食をセットします。全てセットし終わるとゴール袋、空気入れを預けます。(ゴール後の着替え)の袋です。

トイレの数が少ないのですが、5番目くらいで入れました。2度目の脱糞です。(一度はホテルです)
7時5分先ずは、ハーフ70.3の選手のスタートです。スタートのホイッスルが鳴り響き会場を沸かせます。そして選手たちが海に飛び込んでいきます。頑張れ大将。次はわれわれロングの選手達です。沿道には選手の家族、恋人、地元の人でいっぱいです。応援は素晴らしいです。

先ずは試泳をする時間が少しあり、泳いでみますが前日にホテルの前で泳いだのと変わりません。こちらの海水の方が少し汚いです。ヨットハーバー内での泳ぎですからしかたがありません。試泳も終わり、海水パンツの中でおしっこをします。7時48分ロングの男子プロのスタートです。続いて女子プロがスタートしていきます。男女合わせてもプロはそんなに数が多くいませんね。男女ともプロはラインとラインの真ん中を泳いでいき綺麗な三角形ができていきます。右側ラインよりは泳ぎません。ライン側を泳ぐのは素人で方向音痴の方なのですかね。私がいつもそうなのですが。

われわれエイジ別の順番が来ました、年齢別でスイムの速い順(自己申告)から3秒おきに5,6人で次々に海に飛び込んでいきます。泳ぐ前に仲間からなるべく早く海に入ったほうがいいとの助言がありました。なぜならランカウエイは素人が多く、途中で平泳ぎの選手が多くいて足蹴りにあいあぶないし、こちらのペースが乱れるそうです。

私も右側のライよりをなるべく早く飛び込んだつもりですが、400mいかないうちに平泳ぎの選手がいました。足を後ろ横に蹴るので危ないです。その横をすり抜け、必死で泳ぎます。少しくらいバトルになりますがこんなのはいいほうです。少し泳ぐと右側にターンします。(2個大きな目印が浮いており、そこを斜めに泳いでいきます、ターンしやすいです)コースロープは有りませんが赤い旗の目印が100mピッチで浮いており少し波に流されることは有っても、コースを外れることは有りません、次の白い目印までは700mです。

少し流されますが自分なりに気持ちよく泳いでいるつもりです、気持ちよく泳げるので少し速くゴールできるかなと思いつつ頑張ります、次のターンに来ました、陸まで800mですゴール地点にもどり、砂浜に上がり50m位駆け足、スイムは2周回ですのでもう一周です。頑張ります、2周目となるとバトルも少なく泳ぎやすいです。ゴール手前800mで泳ぎながらおしっこです。スピードを緩めずうまく出ました。気持ちよく泳げているのですが、結果、時間がかかっており、ずいぶん遅いです。こんなに泳ぎやすくてこのタイム?年のせいか、練習不足か、困った。
スイム:1:21:12  347位

水着を脱ぎ(水温が高いためウエットスーツは不可です)、フルチンになり自転車のパンツ等に履き替えます、着替えに7分強かかりました。これから長旅、そうか上りか。そうです少し行くと、上りが始まります、そして左に折れアップダウンが続きます、でもバスで感じたよりも気持ちよく走れます。それほどの坂等ではありません。

坂の途中、サル(白目さる)が出てきて我々を見ています。「こんにちは、お猿さん。」小さな赤岩のトンネルを抜けるとUターンです、来た道を戻ります。下りおわると左折します。

何というのか、マレーシアの田舎道を走ります、道はあまりよくありませんので事前にタイヤの太さ、空気圧等に注意してください。50km位走ると繁華街に出ます、全て警察がトライアスリートを優先に先導してくれます。有り難いことです。

つい、ポリスのところで頭を下げてしまいます。「ありがとー、ポリス。」繁華街を過ぎ右折すると言われていた急な登り坂が3個あります。

2周目は疲れるね。いたるところで応援してくれます。またいたるところで子供たちが選手の補給水のペットボトル(補給水は全てペットボトルです:水は臭くありません、ご安心ください。)を欲しがって手を差し伸べてきます。

ここでご注意、ペットボトルを子供に渡すとところをマーシャル(審判)に見られると警告切符です。(ゴミの投げ捨てとなります)見つかった選手は、子供のところに行って返してもらってください。見つからなければかまわないです。タチションも厳禁、警告切符です。

自転車の時間は少々熱く30度チョットくらいです、頭と足に水をかけます。なだらかな下りで自転車に乗りながらお小水を出します(タチションではありません)。たぶん臭いがきついですね。またにも足にも水をかけましょう。

上りきると右に折れますが少し行くと上り坂があります。こちらの坂のほうがきついです。後は平ら、但し、全体的に舗装が悪く凸凹、とてもよそ見はできません、前と下を見ているだけです、穴が開いていたり、突然横から車、オートバイが出てきたりであぶない、ご注意のレースです。

最初に戻り2周目です。最初の上り下りを走ったのち、左の足に痙攣が来ました。自転車を止め、少し休んでも駄目です、これはえらいことです。自転車を止めて痙攣防止の薬を飲みます。軽く回して前進。何とか走れますが慎重に行きます。

繁華街でスコールにあいます。結構な雨です、少し気持ちがいいですね。雨の中、再度3つの坂を上ります、上りきるころには雨がやみます。

あと30kmで自転車が終わりです、交通整理をしている、おや、路肩に選手があおむけに倒れています、びくともしません。出会いがしら車にぶつかったのかな、他の所でも救急車が走っていました。自転車のゴールは間もないので残りを慎重に走ります。
                自転車:6:47:23  475位

自転車のゴール、T2ランカウエイ空港が見えてきました。よく見るともうランで1周終わっている選手がいます。ランは2周半です。みなさん速いな、こちらもボランティアに自転車をわたして椅子に座りランに着替えます。(着替えに約7分)トイレにより一発おしっこを出します。

さー、走ろう。水、スイカを食べて空港から外に飛び出します、何か調子よく走れます。変だな、3kmいったところで、それみたことか、両足の太ももに痙攣が来ました。とても走れる状況ではありません。STOPです、足の筋肉がねじれ顔で笑っています。(4時間で走るつもりでしたが、どうなることやら、完走もできないかも)エイドとエイドとの間でのことだ、えらいことになったぞ。走らないで歩くも、また痙攣が来て歩けません。少し休みます。何とか次のエイドで水をかけてゆっくり前進します。

(エイドでの給水は小さなペットボトルです、くれぐれもレース期間中水道水、地元の水は飲まないように、気持ちよいお通じがすぐにやってくるそうです。)

7km先のゴール地点に来ましたもう2周だ。ゴール地点でまた、両足に痙攣がきた、走れません、困った、ボランティアが「大丈夫か」と声をかけに来た、足が痙攣で走れないのでコールドスプレーを下さいと言ったら氷が出てきた、日本語が話せるボランティアもきた、実情を話したら、車いすを用意されて座れといわれた、座ろうとしたが、ふと考えて日本語のわかるボランティアにこの車いすに座って、休んでもう一度走れるのか、それとも椅子に座った途端リタイアーになってしまうのか、もう戻れないのか、リターアーとのことです。それなら車いすはいらない、這ってでもゴールをすると伝えました。

コールドスプレーはないですかと聞いたら持ってきてくれ念入りに両足にかけてくれた。やっと日本語が通じた。マレーシアでは英語も通じづらいのでご注意を。

少し歩き、走り出します。1周回目のゴム輪を腕にかけてもらい、慎重に走ります、私のあまりの走り方に沿道の人は黙っています私に応援はありません。でも進まなくちゃ。道路を左に折れ1km位の往復。エイド毎に、コールドスプレーはないかと問いかけ足に振りかけます。あまり臭いは有りません。

痙攣は収まったものの一度痙攣が起きるとスピードが上がらず、LSDのユックリバージョンの走りになります。スタート地点に来ました、この大きな倉庫だけ冷房がきいており、肌寒いです。痙攣防止のクリームを両足に刷り込んでもらいます。このエイドだけはみじめな姿は見せられません。他の選手も張り切って動いています。

外に出ます、だんだん暗くなってきました。2周目に入りました。警察署の前に来ましたイスラム国ですので、コーランがスピーカーを通して聞こえてきます。あと1周半です、相変わらず抜かれます。何だかみなさん最後のマラソンにしては結構なスピードで走っています。みなさん疲れ知らず。

ゴール地点に来ました。メリタスのラウンジでお酒を飲んでいる方たちもいます。俺もゴールしたらうまい酒を飲むぞ、いけない、イスラム国なので酒は売っていない、セブン又は中国、韓国が経営しているお店でないとお酒はないのです、レース前に缶ビール1本買っておいたのでそれを飲むか?

2回目のゴム輪をもらいます。もう真っ暗です、沿道も真っ暗です。沿道では車を斜めに路上駐車させてベッドライトで選手が走る道を照らしてくれます。排気ガスの匂いもします。蛍光塗料のペンをもらい先に進みますが、いい加減いやになってきました。足元が暗くおぼつかないこと、痙攣は収まったが足がいうことをきかないのが困る、何人かを抜くが、もうおそい、注意していたことですが最悪のパターンになりました。

真っ暗でボランティアがしっかりしていないと、道を間違えてしまいそうです。足が痛いと言うより足が棒になっています。またまたコーランが聞こえてくるスタート地点に来ました、冷房が効いた肌寒いT2の中を走り抜けます、応援してくれる方がだんだん少なくなっています。皆さんゴール地点に移動ですね。

あと半周です、何だかこれで終わるのがもったいないような気持になってきました。ここに来るのに高いお金をかけてきたのだから時間をタップリかけて元を取らなければ?足は棒ですがもう少し距離が走れそうな気持になってきました。もう来ることはないかもしれないランカウエイ、今日はそんなに熱くなくレースを楽しめた。(佐渡のトライアスロンより涼しかった、)但し、湿度が非常に高く要注意です。

夜寝ていても汗を多量にかく毎夜2,3枚Tシャツをかえたいようです。汗をかくため塩分が不足し痙攣になったのです。

ゴール近くになると沿道の人たちの応援の声もひときわ高く、有り難いことです。もう少しでゴール、砂道を300mくらい走るとアイアンマンランカウエイのゴールテープが見えてきます。ゴールまでの周りには、選手の家族、地元の人たち、観光客などの人たちがひときわ大きな声で声援をしてくれます、

思わず私も涙が出てきます。思いっきり両手を横に広げてゴールテープを切ります。「ジャパン、サカモト」の声が聞こえました。やっと終わったランカウエイ、お疲れ様でした。  
ラン:4:36:14   234位

ゴール後ポロシャツ、完走タオル、水、完走メダルをいただき、タオルを体に巻いたところを写真班が2,3枚シャッターをきってくれます。痙攣が治まっていることが不思議です。何かレース終了後体に余裕があります、あの痙攣はいったいなんだったのか。

ゴール後、ミートソーススパゲティー、フルーツなどをいただきます。完走後の食事は日本のレースと比べるとこちらは少しお粗末です。でも文句は言いません。完走できたのですから。

ゴールしたところが、私が宿泊しているコンドミニアムのメリタスベランギビーチリゾートホテルです。ホテルがゴールというのは、これは非常にありがたいことです。食事後部屋に帰りシャワーを浴び、自転車で使用したパンツ、ランパン、ランの靴を洗い外に干します。

「アー疲れた、終わった」少しベッドで休みます、うとうとしていると相方が帰ってきました。「お疲れ様」お互いいたわりあいます。お互い記録については口にしませんでした。彼もシャワーを浴び少し横になっていました。大会終了が夜中の1時、そこまで起きていられないので、何も食べないでそのまま朝を向かえます。いびきがすごかったと思いますが、相手のいびきも聞こえないくらい疲れていました。

朝は6時頃気持ちよく起きました。別に足腰はこれといって痛くなく、ふくらはぎが少し張っているくらいでした。冷蔵庫からマレーシアビールを1缶飲みます。私の口には合いませんが、イスラム圏の国で飲めるには致し方ありません。

7時朝食です。今日は腹いっぱい食べるぞ、肉、野菜、パン他腹いっぱい食べ、最後はブラックコーヒーで終了です。10時にT2でロールダウン(アイアンマンハワイ出場者の発表)です。T2は自転車のゴールでもあり、マラソンのスタート地点です。

私は少し速く最初のバスで行きます。「そんなに早く行くの」と言われましたが、買い物があったのです。ゴールで頂いたのはポロシャツでしたので。アイアンマンランカウエイの名前が入ったTシャツが欲しかったのです。1つだけ好みのTシャツ、サイズSを見つけました。20枚くらいあったのがアーという間に売り切れてしまいました。他に欲しいものもなくフラフラします、ロールダウンの発表を聞きました。我々の年代別では一人です、オーストラリア人でした。私より1時間15分速いです。大したものです。私にとってハワイは夢のまた夢です。夢のまま終わりますね。

さて、荷物を回収して、自転車でゴールであるホテルまで片道8kmをゆっくり帰ります。特に変わった景色はなく南国の田舎道ですね。ランカウエイ空港と牛舎などを横に見てここを走ったのですね。何となく笑い顔になりました。

ホテルに帰ると、さて町の中を探索です。なまこ石鹸、なまこクリームを買わなければ。確かオセアニアリゾートホテルの手前に免税点があった、歩いて30分の所、タクシーで2,400円。ぼったくられました。みんなに言わせると、ホテルに呼んでもらうとまた高いそうです。乗る前に価格の交渉だそうです。免税店には何でもありました。でもチョコレートばかりです。欲しいもの2つ以外他に何も買う気が起きません。帰りはのんびり徒歩です。

そうだ、酒を買わなくては、あれれ、試合前にビールを1缶買ったセブンもどきの店が見わたらない、他の店も顔を出してきたが酒は売っていません、何度も行ったり来たりで見直したがセブンもどきが無い、それらしい店に入っても酒は有りません。イスラム圏内では酒はご法度です。店の名まえも変わっていたし、無いので帰りました。

あとで仲間に話したら、店を間違えているのではないかとのこと、私は間違っていません。レース前はどさくさに紛れて酒を売っていたのかも、レース後は通常のイスラム国の売店に戻ったのでしょう、店の名まえも変わっていました。(中国、韓国の方が営業しているところは売っていますが、見つけられませんでした)

酒は諦めホテルに着くと自転車を解体、洗ったものも乾き、袋に詰め込み帰り支度です。明日の午前中何をするか?今夜はカーボパーティー、選手は無料ですが他の人たちは一人につつき3,500円高いです。ビールは1缶無料、あとは私の口に合ったものが食べ放題。ただ、何となくもっと酒(ワイン、ウイスキー)が飲みたかったです。2時間後部屋にもどり、爆睡です。

翌朝7時に朝食、またまた同じ味の朝食で腹いっぱいにします。同部屋の方からこれから1万5千円で(昼食付)観光に行きませんかの誘いを受け、行きますと回答。

チェックアウト後、10時ごろホテルから市内観光、王様のお墓他を見物、昼食は中華、ビール1杯、お土産店へ、品のいいナマコ石鹸ナマコクリームをまたまた買います。

ホテルには15時頃到着。17時30分、帰りのバスでランカウエイ空港へ、出発まで2時間遅れ、こんなに遅れるのはこの期間にアイアンマンレースが開催されることにより飛行機の便が少ないうえ、荷物を載せきれないからだそうです。荷物の1便遅れ、一日遅れは当たり前だそうです。(笑)

今度はクアラルンプール空港内での成田の乗継まで駆け足です、お土産も買えませんでした。機内では、ワイン、ビールをいただき翌朝7時、成田空港へ到着、成田から車で会社まで約4時間。午後から仕事です。

仕事をしたのか机で休んでいたのかはわかりません。また同僚が既に私の机の上にアイアンマンランカウエイでの私の詳細なレース結果を丁寧にプリントして置いておいてくれました、同僚って有り難いものですね。気を使ってくれて有難う。

私の今年のトライアスロンの全試合はこれをもって終了しました。翌日は胃カメラでの検査でした。ちょうど胃も疲れていて検査にはもってこいかも。そして思っていたより楽しいアイアンマンマレーシア(ランカウエイ)でした。お疲れでした。

※)ひとつ言い忘れたことがあります、私の宿泊先はメリタスベランギビーチリゾートホテルです。他にもレース用に手配していただけるホテルがありますが、レース期間中はメリタスホテルを中心に全てが回っているような感じです。少々宿泊料が高いですが、レース当日朝食も出ます。他にタクシー費用などを考えた場合トータルの費用としてはあまり変わらないのではないと思います。

何しろレースのゴールが宿泊先というのが素晴らしいと思います。他のホテルでは、ホテルの部屋の鍵が、日本のロッカーの鍵と同じですねという声も聞かれますし、シャワーが水しか出ないという声も聞こえます。

トライアスロンを完走する阪本さん

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