2018皆生トライアスロン参戦記
皆生トライアスロン大会(7月15日)
4回目の皆生、スイムの苦手な私にとって、近くのホテルでのんびりスタートを待てるのは落ち着けて良い。
4:30起床し、テーピングと、バイクチェックをし、4:50から朝食。
5:20にバイクと、トランジバッグをもって最終チェックを受けます。
戻ると5:40。流石に一眠りとはいかず、6:00にバナナを食べ、ウエットスーツに着替えます。サンダルを忘れたため、ランシューで会場へ。
スイム(1:11:20 706/900(出場者))
波高ゼロというのは安心材料だが、アップをすると、かなり息苦しくなり、心細くなりました。
そして気が付いたのは、五島以降身に着けた4ストロークで泳ぎ出し、苦しくなったら、本来の3ストロークで泳げば大丈夫ではないか・・でした。これで、バッチリ!とは行かないでしょうが、少し心に余裕ができたことは確かでした。
いつものように、フローティングには加わらず、後ろからゆっくりスタートしたのですが、すぐに苦しくなりました。ただ、少し進歩したのかなと思ったのは、2スト、3スト、4ストロークと、息苦しさに合わせてストロークを変えて泳げたことでした。
最も、前半の中間点くらいまでは安定せず苦しい泳ぎでした。
そして、少し安定してくると、今度は、今日はやけに肩が疲れるな!です。
考えてみると、ウエットでは練習で1回しか泳いでいなかったので、そのせいだろうと少し気を落ち着け、ウエット泳の練習の必要性を思うのでした。
ようやく、1500mの折り返しに着き、陸に上がり水を飲み時計を見ると、36分弱、自分として良かった昨年とほぼ同じだと、少し安心し、後半に入りました。
なぜか、周りに結構多くの泳者がいて邪魔!と思いましたが、記録からみるといつもより70~80人前を泳いでいたからのようです。
コースコンディションは良かったのに、タイムは昨年とほぼ同じ、しかし、順位は昨年より100番ほど前でした。
バイク(5:57:14 430/900)
約9分で着替え、急いでドリンクを3本ほど飲み、ちょっと寄りたかったトイレをパスして、バイクをスタートしましたが、暑さはそれほど感じませんでした。
川上に向かい緩やかな上りが続くのですが、何故か時速30kを超えてかなりの区間走れました。
変だな・・不思議に思いつつ、先を急ぎ、38k近くの上りで家内たちに会いました。
次のいつものエイドは今回はパスで進むよ!と、言おうかと思っていて忘れてしまい、その後の彼女達のリタイアーしたのではとの思いにつながり、ランの初めまで彼女たちと会えませんでした。
余り抜かれていないな・・、坂ももう少しあるはずというような感じでしたので、自分としてはバイクは良く走れたようでした。
最後の10~15kが向かい風で厳しかったのですが、抜かれなかったのでOKだと思って走っていましたら、残り4~5kのところで、片足の選手に追いつきました。本当に驚きました。
片足で自分より前を130k以上走っていたのです。スイムの差、10分をようやく追いついた瞬間でした。
すぐにバイクゴールとなり、バイクラックに行き、もう一つの驚きがありました。
バイクに強い前橋のS氏のラックにバイクがなかったのです。着替えている間にも戻ってくることはありませんでした。
ラン(5:29:05 350/756(完走者))
バイクパンツを脱ぎ、バイクジャージをランシャツに着替え約5分、用意していたドリンクを飲み、小さな大福を2個食べ、ポケットに各種サプリを入れ、トイレに寄って走り出しました。
そして、何故かすぐに家内たちと会いました。曰く、いつものエイドで見なかったので、リタイア-したと思い探していた・・でした。
ドリンクのせいか、それ程疲労感もなく、昨年より走れる気がしました。しかし、2~3k走るとエイドが遠く感じられ、5kで走り続けられません。
ゴールを目指しウオーク&ランに徹することにし、40歩きの180歩ランにしました。
これでもほとんど抜かれはしないのですが、追い抜いた後並走する選手に10k表示はまだですかね・・と言われたとおり、いつになっても10kが出てきません。
走り出しはGPSで何kだったかなと考えてもはっきりしませんでした。
15kも走ったのではと思っていると、やっと10k表示、ガックリです。
GPS は153.3kを示していました。位置は確認できましたが、進みが余りにも遅く情けない限りです。
各エイドでは、まずスポンジを2~3個もらい、頭、首筋、アーム、脚と冷やします。
次いで、OS1を飲み、何かを食べ、更に氷水を飲んでおもむろに走り出す・・というわけですから、遅いはずです。
そうこうしているうちに、今度は左足底が少し痛みだし、小石のようなものが当たっているように感じられました。
最後まで行くには厳しそうだと思い、思い切って、止まり、靴・靴下を脱いで調べましたが、これだ!というものは見当たりません。
グショグショになっていますから、時間をかけ5本指靴下を履いて走り出します。しかし、痛い、何かが当たっている感じは抜けません。
諦め、再度靴などを脱いで丁寧に調べますが、当たるようなものはありません。
そして、足底をよく見ると、水膨れのようなものができています。犯人はこれか!家内にバンドエイドを買ってきてもらおう。
また時間をかけ靴下などを履き走り出します。
これまでの経験ではこういう時は家内たちはなかなかいないのだよな・・今回は、しかし、2~3k走ったところのエイドにいました。
そして、バンドエイドを持っていました。結局、エイドに準備してあったものを含め、4枚を足底に貼りました。
不思議と痛みも半減した感じで、何分も休んだ効果もあり、その後かなり走れました。
もちろん、2~3k進むと元のウオーク&ランになってしまいましたが、それでも、ゴールを目指すぞ!という気分にはなりました。
25kを過ぎたところでS氏に会い、お互い元気付け合いました。
痙攣しそうになりシャクヤク甘草湯を飲んだり、用意していたあらゆるドリンク(顆粒)を飲みつつ進みました。
ラスト5kのエイドで、ここから頑張るぞ!ということで、トップスピードとスーパーバームを合わせて飲みましたが、これは失敗でした。
気持ちが悪くなり、その後1k以上走れませんでした。
何とか立て直すため、40歩、60歩と少しずつ走ったり歩いたりしているうちに徐々に走れるようになりました。
ラスト3kは信号を如何に走り抜けるかが課題ですが、1度引っかかっただけでしっかり走ることができました。
ラスト1kは自分でもナイスランで、キロ5分ちょっとで走り、12時間37分、昨年より14分ほど遅かったですが、無事ゴールできました。
(399位/750人(完走者)/900人(出場者))
その後、家内の友人の車で宿まで送ってもらい、バイク・荷物バッグをピックアップし、風呂に入り、友人達とともに待ちに待った夕食をし、今年の皆生トライアスロンは終了しました。
高崎市トライアスロン協会会長 上原 勝美
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