珠洲トライアスロン大会参戦記

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Aタイプ スイム2500m、バイク102.2k、ラン23.3k
結果 スイム中止  6:51:16(前回7:29:05 うちスイム1:03:02)
   328位/774(出場者数 うちTOV 70人、DNF 169人) 大会日:2018/8/26(日)

34416380_410310589451405_2755456871706918912_n 7年ぶりに、去る26日の珠洲トライアスロン大会(Aタイプ)に参加してきました。来週は佐渡の報告が大いに賑わせてくれると思いますので、その前座として、比較的しっかりした、かつ、かなり厳しい大会ですので、参加案内を兼ねて報告したいと思います。

 DNFなどがかなり多くなっていますが、スイムが中止になった影響です。スイムの貯金が作れないからですので、関門が気になる人は記憶しておきましょう。
 

 参加申し込みは、佐渡の結果が出てからでしたので、遅い方だったわけですが、この大会、ネットでなくアナログな方法になっていますのでご留意ください。また、現地へは少し時間がかかりますが、車でいけますので、遅いエントリーは宿の確保が課題となります。私の場合は、前回はネットで半島中の宿を調べ、結果、西海岸、輪島近くにやっと確保したという記憶があります。今回は会場近くに広い駐車場とキャンプ場がありますので、そこにするかと考えましたが、気が変わり、ダメもとで、期限遅れのお願いをしましたら、雑魚寝ではありますが、会場近くに確保でき、幸運でした。宿で同宿になった人に聴くと、結構、何とかしてもらえるようなことでした。

 皆さん、珠洲は遠いと言いますが、それ程でもないということをお知らせしたいと思います。私は土曜日の7:25に家を出て、松井田妙義で高速に乗りました。松井田までいつもより少しかかりましたが、2時間で妙高SA、富山を過ぎた小木で11:15に高速を降り、国道経由の氷見で能越自動車道(能登里山海道という名前もあります)に乗りました。この道は、少し前までは有料の自動車道の部分が大半でしたが、現在は、ほぼ珠洲まで続く、自専道と信号のほとんどない一般道でできています。珠洲まで信号は10か所あるかないかくらいで、70~80kで皆が走りますので、小木からナビで会場まで160kと出ていましたが、実働2時間半の14:00ころ、会場に到着。家から約6時間半(470k)の道のりでした。

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 受付、バイクチェックを受け、15:00~約30分の競技説明会に参加しました。カーボパーティは17時からでしたが、一度宿により少し遅れて参加しましたら、めぼしいものはありませんでした。土曜日はジュニア大会が行われており、この関係者も多くいたことが影響したものと思われます。

 大会のAタイプは、前述のとおりスイム2.5k、バイク102.2k、ラン23.3kですから、ミドルの中でも厳しい、挑戦しがいのある大会だと思います。

 スイムは外海ですので、波も例年結構あり、潮の流れも一定ではなく、海岸線に沿ったコースで、時に潮の流れが厳しいときもあり、その時は本当に大変だと聴きました。確か前回も結構潮の流れがあったように言っていたように記憶します。

 バイクコースは、矢張り、名物の大谷峠越え(海岸沿いの道から、一気に265m約4.2k上ります。)、斜度12°の区間が2個所あるなど、厳しいものです。2周回目、80kからの4.2kは本当に大変です。

 ランは、ほぼフラットですが、当然のことですが、例年暑くて大変です。

 本年の大会ですが、台風の余波が残る中、前日までの雨風もありスイムの準備ができず、当日の朝も、一見、何とかなりそうでしたが、潮の流れがきつく、ブイ・コースロープがセットできず、スイムは中止になってしまいました。ラン-バイク‐ランの考えはなく、バイク‐ランの2種目競技となってしまいました。

 バイク 4:18:33  435位/774人(出場者。ちなみにバイクでアウトになり、先に進めなかった選手は56人)

 スタートは、スイム会場に整列しての、50人ずつのウエーブスタートでした。遅くエントリーした私は、第16ウエーブ、48分遅れのスターとなりました(45分ではなかったのは?です)。最終ウエーブの一つ前ですから、前後余り選手はおらず寂しいくらいです。とにかく、前のグループ(ゼッケンでわかる)の一人でも抜きたいと頑張りましたが、何人かの女性を抜くくらいで、3分差は大きいと思いました。それでも数人のグループなどに追いつくと嬉しくなりますが、後ろのグループにそれほど抜かれずに済んだのは、3分差の効果か、まだ、バイクも昔と同じくらいは遅いながらも走れているのかなと自己満足をしました。  

前後に大勢が見えるのは、矢張り大谷峠の上り、ここでは選手が連なっていますが、皆同じような走りですので、坂に強い人がうらやましくなります。残念ながら、自分は遅いグループの中、峠近くで降車する人が結構いる中、今回は上り切ったということで良しとしました。1周目は淡々と進みましたが、2周目になると、Bタイプのウエーブも順次コースに出てきますので、寂しさはなくなりますが、元気なBの人に抜かれるばかりでした。その上、西風が強くなり、バイクを漕ぎながら見える海岸や港の防波堤には水しぶきが何mと上がり、とてもスイムどころではない状況になっていました。西海岸のコースは向かい風となりますし、峠前の海岸線の道はアップダウンがあり、容易ではありません。そして、2周目のの大谷峠の上りでは、かなり下から降車している人がいてこちらは少し驚きでした。峠を過ぎるとまずは厳しい下り、そして、トンネルからの道に合流する地点では降車することになります。その後、15kは最もスピードが出せる楽しい区間ですが、今回は風が強く、道路のグルービング(雪道用の縦の溝)もあり、私はブレーキをかけながら、左右に揺れるハンドルにしがみつくばかりで、疲れるばかりでした。もちろん、最後の10kはやや下り、又はフラットですから、それこそ、全力で漕ぐことになります。

 結局、タイムはスイムなしにもかかわらず前回より9分多くかかりましたが、出場者が約100人多くなっている中、ほぼ同順位でしたので、上出来だったようです。

 ラン 2:32:43  249位/718(ラン出場者)

 この時期ですから、全国どこの大会も同じでしょうが、7年前と同じくとにかく暑くて大変でした。ただ、エイドが多く助かりました。ほぼ1.5kおきにあり(7か所ですが、往路・復路の両サイドにあります)、手前200mにはその旨の表示があります。2か所ほど明らかに200mではないだろうというところはありましたが。次のエイドを目指して走る!にならず、最近は無理をしない、走れるようになるまではウオーク&ランで行こう!ですので、これはなかなか良い目印になります。今回も、予想以上に走れず、5k手前から、40歩ウオーク、160~200歩ランに徹しざるを得ませんでした。ということで、200mの看板を見つけると40歩ウオークをし、おもむろに走り出すとエイドに着きます。そこで、水をかぶり(スポンジを3~4個もらい、頭、顔、首筋、手、脚と冷やします)、水又はスポドリをコップ1杯(7割くらい入っています)をしっかり飲み走り出すを繰り返しました。今思うと、スイカは1か所おきくらいに食べましたが、パン系のものをもう少し多く食べた方が良かったと反省しています。2回しか食べなかったのですが、いつもこの反省をしていますので、
きっと食べられなかったのでしょう。

 これまで、ロングの大会でもラスト2kくらいはキロ6:00~6:30で走っているのですが、今回は最後までウオーク&ランとなってしまいました。それでも、ラスト5kで抜いていく人はほとんどいませんでしたが、ウエーブスタートで人が余りいないというのと、ゼッケンは男女込みのエントリー順のようですが、遅くエントリーした人は、やる気も控えめな人が多かったのかもしれません。

 ゴールで、完走メダルとバカでかいバスタオルをもらい、さらに完走Tシャツとメダル入れの箱をもらいます(結果シャツは2枚になります)。本来なら中ほどやや後ろのゴールのはずですが、スタートが遅かったせいか、後ろ2割くらいだったのでしょう、私の少し前でトン汁は終わっていました。しょっぱいものが無性に欲しかったです。

 表彰
 この大会の良い(面白い)ところは、誰にでも何らかの賞のチャンスがあるところだと思います。ゼッケン1で優勝すると本当に多くの賞をもらいますが、100位(飛賞)、111位(トリプル賞)、200位、222位・・ゼッケンと同じ順位も賞がもらえます。こちらは、エントリーする時期を考え、狙う価値があるかもしれません。もっとも、ゴルフのBBや猛打賞のようにはいきませんが。

 最後まで、駄文にお付き合いいただいた方には、心から感謝するとともに、お詫びします。なお、この大会のAタイプは、佐渡のBの扱いにはなるはずで、坂好きの皆さん、是非挑戦してはいかがでしょう。来年は30周年記念大会ですが、スイム中止の影響などもあり、それ程増えないだろうとのことですから抽選落ちもないでしょうし、群馬からは意外と近いですよ(半島部はすべて無料で、70~80kで走れますので、私の車でも14k/L超です)。

       高崎市トライアスロン協会会長 上原 勝美



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